岩手県水産技術センターで園児が新巻鮭作りをしました!~海洋教育パイオニアスクールプログラム~

掲載日2024.12.17
ニュース

岩手大学は、2024笹川平和財団海洋教育パイオニアスクールプログラム事業の一環として、釜石こども園での年間4回の授業を実施しています。この事業は、地域に根付いているサケ文化を継承するために、「体験する」「映像で学ぶ」「触る?食べる」をキーワードとして、放流事業や漁獲作業、流通を学ぶことで海洋が育む生命の尊さを感じてもらうとともに、魚にもっと親しみ、理解を深め、自分たちの力で釜石の海を守っていく意識を高めていくことで、郷土愛や地元水産物、環境保全への興味喚起に繋げていきたいという目的で行われています。

11月27日(水)に岩手県水産技術センターにて、釜石こども園の園児と園児の保護者が一緒に新巻鮭作りを体験しました。講師は、水産技術センターの宮田小百合さん。

まず、講師の宮田さんから鮭のさばき方のお手本を見せ、鮭をさばく際の注意点やきれいな新巻鮭を作るためのコツを伝えました。鮭をさばく部分は、保護者が行い、園児は内臓などを取った後の水洗いや塩を塗り込む作業を保護者と一緒に行いました。塩を塗り込む際の宮田さんからのアドバイスとして、塩を尻尾から頭に向けて塗りこむことや内臓があった場所や、えらの部分には塩をしっかりと塗り込むこと、また、おいしい新巻鮭ができるよう気持ちを込めることが一番大事とのお話がありました。
この後の工程としては、一週間ほど塩蔵を行い、塩抜きをした後に、1週間ほど干し完成とのことで、完成後はそれぞれの家庭に1尾ずつ分けられる予定です。